【木材の特徴】アンティーク加工に最適な表現を求めて
TOWARDS(トーズ)の家具は
全て一つ一つ職人の手で丁寧に製作されており、
アンティークのような風合い、佇まいある美しさを追求したプロダクトを展開しています。
今日はそんなトーズの家具に使用している "木材"をテーマに、
"特徴"を踏まえ、選定した"経緯"についてお話ししたいと思います!
【木材の種類は何を使ってる?】
トーズの家具では、一部イスのフレームや脚等の強度が必要な箇所は堅木のオーク材を使用しておりますが、
主に 『北米産のポプラ材』を使用しています。
【ポプラ材ではどんな表現ができるんだろう?】
トーズの家具では、一部イスのフレームや脚等の強度が必要な箇所は堅木のオーク材を使用しておりますが、
主に 『北米産のポプラ材』を使用しています。
①滑らかな木肌で、柔らかい木材の為、切削加工も容易
→ヨーロッパ調の家具はシンプルな意匠のみでは表現が難しく、
曲線や細かなディテール意匠が特徴の為これらの加工し易い材を選定する必要がある◎
(↓例えばこんな意匠…)
②無垢材特有の"割れ"や"反り"などの狂いが比較的少ない木材
③木目がしっかりとしていて、エイジング加工(浮造り加工)がしやすい
→新品でありながら、長年使用したような風合いを表現、
ヴィンテージ感を出すために独自の『浮造り加工』を施しています。
『浮造り加工』とは
木目の固い部分を残し、柔らかい部分をブラシで削る事により
木目の凹凸を強調する加工で、エイジング加工(アンティーク加工)には欠かせない表現加工の一つです。
使用するブラシも多種多様で、鉄の固く太い毛、真鍮の細く柔らかい毛、機械によるブラシなどがありますが、
トーズでは、職人の方に木目と仕上がり感を見ながら使用する物を適宜選定いただいています。
アンティーク家具には、木材が収縮し、日光や、風、使用による劣化などの影響で
自然とこのような質感が見られますが、
長い年月を経て得られた質感を再現することは容易ではありません。
④ 色味のない白木な為、塗装による色数が作りやすい
→一般的な家具は、ラッカー塗装やウレタン塗装など上にかぶせるタイプの塗装が多いですが、
その分無垢材の質感などは損なわれてしまいます。
その為、トーズの家具は、
木材に染み込ませるタイプの『油性ステイン塗料』を使用して塗装しています。
浮造り加工をした木材にステイン塗装を施すと、凹凸が深く、
木目が集まっているところほど塗料が染みこみんでいき、
一方で、凹凸が浅く、木目が単調な部分は、均一に染みこむため、全体として自然なムラが生まれます。
このムラ感こそが、無垢材の良さであり、1点1点異なる表情を生み出していきます。
(上の画像は “BURNT” というトーズで一番人気のカラー)
新品でありながら、長年使用したような風合いを表現するために欠かせない加工…。
これら"木材の選定"はそれぞれの材の特性を理解し、
自分たちの求める表現と、常に安定的なクオリティを確保するために、とても大切な要素です。
それらを実現するために、最適な木材を選ぶ必要がある。
そんな基盤となる木材について、ポプラ材の特性、経緯、トーズのこだわりの加工について
今回お話しさせていただきました。
私たちは、一人一人の幸せに寄り添う家具として、小さいけれど大切な "こだわりの蓄積" を大切にしています。
私たちの暮らしに欠かせない家具。
毎日を共に過ごす大切な家具が
より皆さんの生活を豊かに幸せにしてくれるパートナーとなることを願って、
これから、少しずつこちらのブログ(トーズノート)では
トーズについて、家具、照明、アート、デザイン、インテリア、メンテナンス等
幅広い分野に渡り、上質な暮らしをテーマとした日常を綴っていきますのでお楽しみ下さい♪
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